建築家ら避難所に間仕切り設置 「車中泊避けて」

 世界的な建築家として知られる坂茂さん(58)と学生らのグループは23日、地震被害を受けた熊本県南阿蘇村や大分県竹田市の避難所を訪れ、紙筒と布を組み合わせた間仕切りを設置した。個室のほか、授乳室や更衣室にも使ってもらい、プライバシーを確保するのが狙い。坂さんは「車中泊を避ければエコノミークラス症候群の発症を防げる」と強調する。

 1セットで幅、奥行き、高さそれぞれ2メートル前後の間仕切りができる。紙筒で枠組みし、四方を白い布で覆う。低コストで軽く、誰でも組み立てられるのが特徴だ。

 23日は、坂さんと慶応大の学生らが避難所となっている竹田市の福祉施設や南阿蘇村の体育館で計12セットを設置。24日には熊本市や熊本県益城町を訪れる予定だ。

 竹田市の主婦新名信子さん(69)は「個室の方が安心して寝ることができる。ありがたい」と喜ぶ。坂さんは「プライバシーは最低限の人権。全避難所に取り組みを広げていきたい」と話す。

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