九州自動車道が全線復旧 対面通行の一部区間で渋滞も

 熊本を中心とする地震で一部区間が通行止めになっていた九州自動車道(北九州・門司―鹿児島)は29日午前9時ごろ、15日ぶりに全線復旧した。大型連休初日に交通の大動脈が回復し、被災地の復旧復興の足掛かりになりそうだ。工事が続いている一部区間は当面、片側1車線の対面通行で、渋滞が起きた。

 復旧したのは、植木IC(インターチェンジ)―嘉島JCT(ジャンクション)の23キロ。西日本高速道路などによると、盛り土が長さ約30メートルにわたって崩落したり、橋桁がずれたりしたほか、橋脚が傾く被害があった。うち4キロは復旧工事が続いている。

 29日の復旧区間にある北熊本サービスエリア(熊本市)。宮崎へ旅行するという福岡市の男性(33)「一般道も覚悟していたので良かった」。宮崎市の原田光子さん(72)は、福岡市にいる息子の引っ越しの手伝いへ。「開通にはもっと時間がかかると聞いていたので、うれしい」と喜んだ。

 ただ、熊本県玉名市の男性トラック運転手(41)は「補修が十分か不安。余震も続いているので」と心配していた。

 九州道は14日の地震で一部が通行できなくなり、16日の地震後は一時、最長約232キロにわたって通行止めとなった。

 九州の高速道は、ほかに大分道の湯布院IC―日出JCTが通行止めになっており、復旧は大型連休明けの5月9日以降になる見通し。

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