熊本・水前寺公園、池消える 地震で湧き水止まる?

 優美な回遊式庭園が人気の熊本市中央区の名所「水前寺成趣園」(通称・水前寺公園)は、4月16日の地震でシンボルの大鳥居が崩落し、閉園が続く。5月16日に再開する予定だが、地震のためか、池の水がほとんど干上がり、観光への影響が懸念される。園は「大勢の人に現状を見てほしい」と、5月中は入園料を無料にする方針だ。

 豊かな地下水で知られ「水の国」とも呼ばれる熊本。地震後、湧き水をたたえた園内の1万平方メートルの池は約7割が干上がり、水のあるところでも30センチほど水位が下がった。園を管理する出水神社の宮司代務者岩田徹さん(68)は「ポンプで井戸の水をくみ上げて足しても水が逃げていく。こんなことは初めて」と戸惑う。水が地面に吸い込まれているとみられ、湧き水も止まったが原因は不明という。

 戦国武将、細川幽斎の没後300年を記念して1910年に建てられた御影石の大鳥居(高さ約10メートル)は2本の柱に渡した「笠木」などが落下し、石灯籠も倒れた。

 参道で熊本名菓「いきなり団子」を販売する菓子店「ふどきや」の店主山田祐治さん(70)は「公園は歴史があり、復旧できると思う。被災した人も温かい団子で、少しでも元気を取り戻してほしい」と話している。

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