熊本・益城など62校で授業再開 11日までに全公立小中校も

 熊本地震で休校が続いていた熊本県内の公立学校173校のうち、被害が大きい益城町や南阿蘇村などの小中学校62校が9日、授業を順次再開した。残る小中学校と高校、特別支援学校の計111校も11日までに全てが再開し、4月14日の前震から1カ月を前に全公立学校で休校が解消される見通しだ。ただ一部地域では、校舎を小学生と中学生が共同で使ったり、寄宿舎からの通学を余儀なくされたりする不便が続く。

 熊本県の公立学校は、ピーク時の4月18日に全614校中401校が休校した。ライフラインの復旧や校舎の安全確認が済んだ学校から徐々に再開していた。

 小中学校は、9日に熊本市の一部と阿蘇市、御船町で残っていた大半と益城、大津、甲佐、嘉島の各町と南阿蘇村で再開。10日は熊本市と宇土市の残る一部、11日は西原村が授業を始める。休校が続いている一部の公立高19校、特別支援学校11校も10日に全て再開する予定だ。

 多数の建物が損壊した益城町は、4小学校で約900人が避難生活を続けており、教室から体育館などに移動してもらう措置を取った。校舎が壊れた木山中は、近くの益城中央小の校舎を間借りし、小学生と登校時間をずらして授業をする。

 土砂崩れが多発し、住民の多くが村外に避難している南阿蘇村の立野地区は、阿蘇大橋の崩落で通学路が寸断され、小中学生54人のうち29人が避難先の熊本市や大津町などの学校に通う。中学生6人は、南阿蘇村にある高校の寄宿舎で寝泊まりしながら、バスで南阿蘇中に通学する。

 この日、益城町の木山中では午前8時ごろから生徒が登校。2年の男子生徒(13)は「地震はまだ怖いが、友達と話したいことがたくさんある」と、学校再開を喜んでいた。

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