ジカ熱、アフリカに飛び火 中南米と同型ウイルス検出
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は20日、中南米で流行するジカ熱と同じ型のウイルスが、アフリカ地域としては初めて、西アフリカの島しょ国カボベルデで検出されたと発表した。
ウイルスはブラジルからカボベルデに持ち込まれた可能性が高いという。
ジカ熱はこれまで中南米を中心に感染が拡大。新生児の小頭症や、感染者本人に手足のまひを伴う病気「ギラン・バレー症候群」を引き起こす可能性が指摘されている。
WHOによると、カボベルデでは今月8日までにジカ熱への感染が疑われる患者が7557人に上り、小頭症も数件報告されている。