参院選、複数区てこ入れ 与野党幹部

 与野党は27日、中盤に差し掛かった参院選で改選複数区へ幹部を相次ぎ送り、てこ入れした。安倍晋三首相(自民党総裁)は、同党候補も出馬する神奈川、兵庫両選挙区で公明党候補の応援に奔走。公明党側から改選1人区での徹底した支援を期待する。1人区で候補者を一本化した民進、共産両党は複数区で競合し、独自に集票を図る。民進党の岡田克也代表らが大阪、神奈川などで遊説した。

 首相は神戸市で公明党候補と街頭演説し「アベノミクスの道を力強く進んでいく。エンジンをフル回転し、日本経済を支える中小企業をしっかり応援する」と訴えた。雇用の約7割を支えるとして中小企業対策に力を入れる公明党に配慮した。

 神戸市の別の場所で自民党候補も応援。英国の欧州連合(EU)離脱による輸出企業への影響に関し「実体経済、中小企業に悪い影響が出ないようあらゆる政策を総動員する」と強調した。

 公明党の山口那津男代表は公明候補に対する首相の応援を「象徴的な意味がある。一層、自公の協力が深まり、弾みがつく」と歓迎した。福岡市で記者団に述べた。

 一方、岡田氏は大阪市の演説で「首相は株価上昇をアベノミクスの成功例に挙げてきたが、最近は言えなくなった」と指摘。「金融と財政で風船を膨らませるような危うい経済運営はもう限界だ」と、アベノミクス転換を主張した。

 共産党の志位和夫委員長は埼玉県川越市での演説で「投機マネー頼みの『円安株高』を演出して、うまくいっている幻想、錯覚に陥ってしまう。これがアベノミクスだ。こういうやり方はもろい」と批判した。

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