街頭で有権者、政治に注文 経済活性化、女性活躍も

 参院選投開票日前の最後の日曜日となった3日、各党の党首は街頭に立ち、マイクを握った。これまでの政権の成果を強調する与党側に対し、反論する野党側。「経済活性化を」「女性が活躍できる社会に」。演説に耳を傾けた有権者からは政治へのさまざまな注文が相次いだ。

 夕方、多くの買い物客でにぎわう東京・銀座。「今回の参院選のテーマは経済政策だ」と訴える自民党総裁の安倍晋三首相の演説を聞いていた女性会社員(39)は「経済に関心があるが、景気が良くなった実感はない」ときっぱり。困惑した表情を浮かべながら「誰に投票すればいいのか分からない」と語った。

 千葉県市川市のJR市川駅前で首相の演説を見ていた市川市の大学1年、山崎祐輝さん(19)は「アベノミクスで地元も活性化するかもしれない」と話し、女性会社員(46)は「年齢を問わず、女性が活躍できる社会を実現してほしい」と期待を寄せた。

 青森市のJR青森駅前で「人への投資」に政策を転換するよう訴えたのは民進党の岡田克也代表。給付型奨学金の創設に言及したことに、受験勉強中の高校3年の男子生徒(18)は「奨学金で大学に通う予定なのでうれしい」と笑顔。市内の無職の男性(90)は「アベノミクスの恩恵は届いていない。でも(旧民主党政権は)一度失敗しているから、不安はある」と明かした。

 埼玉県坂戸市で「自公政権は力を合わせて着実に結果を出してきたが、まだ道半ばだ」とする公明党の山口那津男代表の主張を聞いていた坂戸市の主婦(70)は「景気は少しずつ良くなってきている気がする」と話した。

 共産党の志位和夫委員長は京都市で「野党共闘は野合どころか日本に民主政治を取り戻す希望だ」と熱弁。演説を聞きに来た主婦(77)は「国民の生活を潤す政策を実現させてほしい」と評価したが、幼稚園職員の女性(38)は「ちゃんと政策を見て投票したい」と淡々と述べた。

 おおさか維新の会の松井一郎代表は大阪市の繁華街で「改革を全国に広げたい」と呼び掛けるなど、各党とも支持拡大に向けて懸命に訴えた。

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