病気腎移植、審査入り 厚労省、先進医療適用の可否
腎臓がんなどの患者から摘出した腎臓の病気の部分を除去し、別の患者に移植する「病気腎移植」について、厚生労働省は4日、医療費の一部を保険診療とする「先進医療」の適用とするかどうかの審査を始めると明らかにした。
宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)からの申請を6月29日付で受理した。厚労省の専門家会合で、病気腎移植の安全性や有効性、倫理的な問題などについて本格的に審査する。
先進医療に指定されると、手術費以外の入院や投薬などの費用に保険が適用される。