思わぬ贈り物 玄米60キロ 子ども食堂支援に活用 輝翔館中教校6年 高橋はなさん

イベントで「みこ米」を販売する生徒たち。子ども食堂の支援につながった 拡大

イベントで「みこ米」を販売する生徒たち。子ども食堂の支援につながった

高校生がデザインした「みこ米」のパッケージ 玄米の販売で奔走した輝翔館中教校の生徒会。前列右が高橋はなさん

●「海外の貧困」思案中 身近な問題に気付く 
 将来は海外で子どもの貧困に関わる仕事がしたい。こんな夢を描いていた1人の女子高校生の元に突然、贈り物が届いた。玄米60キロ。とても1人で食べきれる量ではない。活用法を考えるうちに、身近な場所で起きている問題に気付いた。そして行動に移した。彼女の奮闘ぶりを紹介する。

 県立輝翔館中教校6年の高橋はなさん(17)。昨年7月、国際貢献をテーマに、高校生が宗像市で合宿して意見を交わす「日本の次世代リーダー養成塾」に参加した。入塾式では「子どもの貧困や教育に関わる仕事が夢なので、たくさんの考え方や価値観に触れて世界を広げたい」と決意表明。その様子は西日本新聞に掲載された。

 養成塾を終えて帰宅後、高橋さんの両親の知人から連絡があった。「新聞を読んだよ。米を送るから使ってね」。届いたのが、玄米だった。

 確かに子どもの貧困問題に関わりたいと考えてはいた。だがそれは将来のこと。しかも想像していたのは海外の発展途上国だった。まだ先のことだと思っていた高橋さんは困惑した。「どうしよう」。せっかくの善意を無駄にはできない。新聞やインターネットで調べてみると、全国で子ども食堂の動きが広がり、久留米市内にも開設されていることを知った。

 早速、フェイスブックを通じて子ども食堂の主催者に連絡。開設の思いなどを聴いた。遠い海外の話ではなく、身近な場所にも困難な状況にある子どもたちがいる。そして、貧困対策だけでなく、子どもたちの居場所づくりが必要だと動いている人たちがいることを知った。

 そこで玄米の寄付を申し出た。ところが、ちょうど大量の米が寄付されたばかりで、受け入れる余裕がないという。「どうしよう」。悩む高橋さんを助けたのは友人たちだった。

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