濁流で11時間救助活動できず 岩手の高齢者ホーム

 台風10号の被害で9人が死亡した岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」には、30日午後6時ごろ、胸の高さまで濁流が押し寄せていたのに、31日朝まで約11時間、救助活動できなかったことが分かった。ホームを運営する社団医療法人の佐藤弘明常務理事が31日証言した。岩手県内ではほかに2人が死亡。さらに岩泉町で2人が行方不明になった。北海道でも3人が不明となっており、警察などが捜索を続けた。

 岩泉町は雨が激しくなった30日夕、ホームのある地域に避難指示や勧告を出していなかった。伊達勝身町長は取材に「残念ながら油断していた。申し訳ない」と話した。

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