お試し民泊 焼け石に水 「嵐」公演に合わせ福岡市が初実施 宿不足解消 ほど遠く

 福岡市で17日、人気グループ「嵐」の3夜連続コンサートが始まった。ファンがメンバーに注ぐ熱い視線に負けず劣らず、市も自ら導入した新たな試みの成否を注視する。中国からの「爆買い」観光客の増加もあり、市内のホテルは週末まで軒並み予約が困難な状況。市は今回、個人宅に有料で客を泊める「民泊」を認める異例の判断に踏み切ったのだ。ただ、供給不足の解消にはほど遠く、宿が決まらないまま会場に駆け付けたファンも目立った。

 「もう、行き当たりばったり。コンサートを楽しんでから考える」。熊本市の専門学校生、山本優佳さん(19)も宿を確保できなかった一人。直前まで予約を試みたが、どのホテルも満室だったという。

 大分県の女性(70)は半年前、大相撲九州場所の観戦時などに使う定宿に予約。そのときは断られたが、直前にキャンセルが出て喜び勇んで駆け付けた。会場のヤフオクドーム近くのホテルによると「全198室が19日まで満室」という。

 人気公演のたびに起こる宿不足を受け、福岡市は8日、嵐とEXILEの公演がある12月の計5日間に限って民泊を認めることを発表。直後から、約200件の問い合わせが殺到した。

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