久留米市で強制わいせつ事件 頻発 性犯罪 秋こそ警戒を 狙われる「歩きスマホ」 久留米署 女性に注意呼び掛け 福岡県

 夏のイメージの強い性犯罪(強制わいせつ、強姦(ごうかん))だが、実は秋も多い。久留米市では9月に入って、女性が後ろから何者かに体を触られる強制わいせつ事件が相次いでいる。1人でスマートフォンを見ながら歩いている女性が路上で被害に遭うケースが多く、久留米署は特製カードを配り、注意を呼び掛けている。

 県警がまとめた過去5年(2011~15年)の性犯罪統計によると、認知件数は年間499~576件。このうち秋(9~11月)は132~189件と全体の26・4~34・4%を占め、夏(6~8月)の142~200件に匹敵する多さとなっている。11年10月(78件)と13年10月(59件)は、その年の月別件数で最多を記録した。

 なぜ秋に多いのか。県警は「まだ薄着の女性が多い中で、日没が早くなり、犯罪を起こしやすいからではないか」と分析する。

 久留米署によると、昨年7~12月の管内での強制わいせつ事件は6件だが、今年は7月以降、既に10件発生。特に9月に入ってから7件も起きている。

 このうち容疑者が逮捕されていない4件は、午後10時~午前1時ごろの間に1人で帰宅していた10~30代の女性が被害に遭った。

 いずれも大通りから入った薄暗い道で、スマホを見たり、イヤホンなどで音楽を聴いたりしている女性が標的になっている。狙いやすい女性を物色し、後をつけて犯行に及んだ可能性が高いという。「身長170センチくらい、短い黒髪の男」。犯人の目撃情報が似通っており、同一犯の可能性もあるという。

 久留米署は「これから日暮れがますます早くなり、夕方でも一人歩きは警戒が必要」と注意を促す。若い女性などに、できるだけ大通りを通る▽時々後ろを振り返る▽ヘッドホンやスマホの「ながら歩き」をしない-といった予防策を勧めている。

この記事は2016年09月25日付で、内容は当時のものです。

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