鍛えた足腰…急流で3人抱き「のこった」 元力士ら 母子3人救助 佐賀市消防が感謝状 佐賀県

 佐賀市広域消防局は26日、嘉瀬川上流でおぼれていた母子3人を無事救助した会社員川崎大輔さん(40)=同市川副町大詫間=と病院事務原口圭太さん(28)=同市川副町西古賀=の2人に感謝状を贈った。川崎さんは大相撲の元力士で、急流の川で3人を抱えて踏ん張った。原口さんは電線の延長コードを川に投げ、周囲の協力も得て全員を引き上げた。感謝状を受け取った川崎さんは「助けたいという気持ちが力になった。命を守れて良かった」と話している。

 川崎さんは7月3日正午ごろ、佐賀市大和町の「道の駅」大和そよかぜ館で会社の同僚や家族ら約20人でバーベキューをしていたところ、そばの嘉瀬川でおぼれている6歳と3歳の男児2人と、2人を助けようと川に入った30代の母親の姿を発見。「自分も2児の父親。とにかく助けようと体が先に動いた」と服を着たまま飛び込んだ。

 川は首までつかるほどの深さで足がつかない所もあり、20メートルほど流されながらも「諦めたら生死に関わる」と3人をしっかりと抱き留め、力士時代に鍛えた足で岩場に踏みとどまり、家族と遊びに来ていた原口さんたちに引き上げられた。

 母子3人に大きなけがはなく、原口さんは「全員が助かってほっとした」。川崎さんは「お母さんが子どもを助けようと頑張る姿を見たから、私も勇気づけられた」と振り返る。

 川崎さんは白石中を卒業後、二所ノ関部屋に入門。1992年から12年間「成剛」のしこ名で活躍した。

この記事は2016年08月28日付で、内容は当時のものです。

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