稲穂、唐津くんち、熱気球… 夜景と映像 コラボ人気 県庁展望ホール1万人目 佐賀県

 佐賀県庁展望ホールの窓ガラスに毎夜、佐賀ゆかりの映像が投影されるプロジェクションマッピング作品「アート・アフター・ダーク」が人気を集め、22日には来場者数が1万人を突破した。県は、訪問客に飲食店の割引券を配布するなど夜の街への周遊を促し、活性化に結びつけたい考えだ。

 映像は約10分間。展望ホール南側の窓ガラス(幅約30メートル)に特殊なフィルムを貼り、プロジェクターを使って佐賀平野の稲穂や有田焼、唐津くんち、佐賀城、熱気球が佐賀の夜景をバックに次々と映し出される。

 人もまばらだった展望ホールには7月18日の投影開始から平均約290人が訪問。お盆期間中は順番待ちの行列ができ、8月13日は569人が訪れた。来年3月31日までに1万3千人の来場を見込んでいたが、22日に1万人を突破。映像も11月には冬バージョン、3月には春バージョンにマイナーチェンジする予定だ。

 県は、曜日を限って県立美術館や佐賀城本丸歴史館の開館時間を延長。佐賀市内の飲食店30店の割引券も配り、展望ホールから周遊してもらおうと知恵を絞る。山口祥義知事は18日の定例記者会見で「毎日300人ぐらい来ていただいている。そこだけ孤立しないよう、面的に佐賀の街を回遊できる形にならないかなと思っている」と話した。

 1万人目となった沖縄県うるま市から旅行で訪れた大学生大城紗里衣さん(21)は有田焼のビアグラスなどを受け取り「音と光がかみ合った総合芸術のよう。佐賀の夜景にぴったりでした」とビックリした様子。19日夜、家族で訪れた佐賀市木原の会社員川内紗智さん(29)は「思っていた以上にきれいで、子どもたちも喜んでいた。県外から友人が来たら連れてきたい」と話した。

 投影時間は8、9月は午後8時~10時、10~3月は午後6時半~10時。9月から日曜と祝日は午後9時まで。

この記事は2016年08月23日付で、内容は当時のものです。

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