タイの“ハチ公”悲運の事故死 飼い主数カ月待ち? 車にひかれる

 【バンコク浜田耕治】タイ東部チャンタブリ県の道路脇で飼い主を待ち続け、「忠犬」として地元メディアで話題になっていた雌犬が25日、車にひかれて死んだ。住民らはソーシャルメディアで飼い主を捜し、保護も試みたが失敗し、犬はそのたびに危険な道路に舞い戻っていた=写真(地元ラジオ局関係者のフェイスブックより)。

 テレビ報道などによると、この犬は3歳くらいで毛は茶色、中型の雑種とみられる。交通量の多い国道3号の中央分離帯側の路肩に数カ月にわたって座り続け、何度追い払ってもこの場所を離れなかったという。そのため、トラックの荷台から落ちるか、この場所に捨てられ、飼い主が戻るのを待っているのではないかとうわさになっていた。

 住民は「チャオロング(迷子)」と名付け、交代で餌を与えた。地元ラジオ局関係者が12日、フェイスブックに「この子を助けたい」と投稿し、飼い主捜しを呼び掛けたのを機に、地元メディアが「忠犬」と報道。自称「飼い主」や引き取り希望者が現れてもなつかず、15日には獣医師が麻酔銃などを使って保護しようとしたが、逃げられた。

 25日、車にひかれて死んでいるのが見つかり、住民の手で火葬された。その後も「天国へ行ってね」などと「忠犬」の死を悲しむネットの書き込みが続いている。

この記事は2016年09月27日付で、内容は当時のものです。

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