暴行訪日客「ブラックリスト」入り 観光マナー違反、実名公表 中国

 【北京・相本康一】中国国家観光局は、日本旅行中にコンビニ店員を殴った上海市の男性の実名をウェブサイト上で公表し、マナー違反の旅行者を記録する「ブラックリスト」に掲載した。今後3年間、出国制限を受ける可能性がある。中国のイメージ低下を避けようと4月にリストが制度化されて以来、日本旅行者が対象になったのは初めて。

 同局の発表などによると、男性は9月26日夜、新婚旅行中の妻と一緒に札幌市内のコンビニに入店。妻が会計前に商品のアイスクリームの包装を開けて食べ始めたため、店員が制止したところ、男性は「妻がののしられた」と思い、店員の顔を殴るなどの暴行を加えた。店員は軽傷。2人は傷害容疑で現行犯逮捕され、後に起訴猶予処分となり釈放されている。

 「不文明行為記録」と題されたリストには、昨年12月、バンコクから南京に向かう旅客機内で客室乗務員に熱湯を浴びせ、出発地に引き返す騒動を起こした女性など、これまでに計16人が掲載。記録は公安部門や税関のほか金融機関にも伝えられ、ペナルティーとして銀行取引に影響が出る可能性もあるという。

 中国では近年、海外旅行ブームが続き、訪日客も急増。一部観光客によるトラブルも報じられており、中国政府は現地でマナーを守るよう呼びかけている。

この記事は2015年12月18日付で、内容は当時のものです。

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