乗客が手渡した運賃…着服 熊本市電運転士、解職処分

 熊本市交通局は6日、市電内で、運賃を運賃箱に入れる手順を知らない中国人観光客などから手渡された運賃約計2万4千円を着服したとして、男性嘱託運転士(47)を解職処分にしたと発表した。運賃は大人一律170円で約140人分となる。

 交通局によると、この運転士について「運転中に歩行者に文句を言っている」などと苦情が寄せられたため3月17日、車内のドライブレコーダーに残っていた9日分の映像を分析。その中で受け取った運賃を運転席前に置き、停車中にバッグに入れるなどの不審な行動を16件確認した。本人への聞き取り調査で、2月8日~3月17日のうち、35日間の勤務中に着服を繰り返したと認めたという。

 運転士は「春節(中国の旧正月)の時期に中国人旅行客の運賃を、思わず手で受け取ったことから着服を始めた。小遣いを減らされ、弁当代などに充てた」と話しているという。交通局は業務上横領容疑で告訴する方針。

この記事は2016年04月07日付で、内容は当時のものです。

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