米兵消えた佐世保 外国人バーは閑散 在日米海軍が禁酒令

 在日米海軍司令部が日本国内の全兵士に対して飲酒を禁止した6日、佐世保基地がある長崎県佐世保市では、外国人バー街から米兵の姿が消え、閑散とした雰囲気が覆った。

 佐世保基地には約3100人の兵士が所属し、神奈川県の横須賀基地や米本土を母港とする艦船もたびたび寄港する。基地の兵士や艦船の乗組員らがよく利用する外国人バー街には英語の看板を掲げた飲食店が並び、普段は夕方から通りを歩く米兵らでにぎわう。

 古里ポーレットさん(52)が営むバーは、いつもはカウンターに常連客が連なるはずの午後7時を過ぎても店内に客の姿はなく「寂しいね。禁酒措置が続けば、今月の家賃を払えるか心配だけど、どうしようもない」と空席を見つめた=写真。

 米軍基地を監視する市民団体リムピースの篠崎正人編集委員は禁酒措置の効果には否定的で「(沖縄などで)頻発する事件の背景にあるのは、米兵に特権意識を植え付けている日米地位協定の存在。それなのに、日米政府はその見直しを置き去りにしている」と指摘した。

この記事は2016年06月07日付で、内容は当時のものです。

PR

社会 アクセスランキング

PR

注目のテーマ