10億円の新道 駅に通じず JR二日市駅西側 筑紫野市の都市計画停滞 福岡県

 ●連絡通路の建設 未定のまま

 駅前まで行けるのに、駅は利用できない。そんなもどかしい道路が筑紫野市にある。JR二日市駅の西側。市が整備した都市計画道路で、昨年度までにほとんど完成しているのだが、肝心の駅とは接続されていない。さまざまな構想が浮かんでは消え、現在は改札口がある駅東側とを結ぶ自由通路の建設を目指して市とJR九州が協議中というが、その形はまだ見えない。

 「この先 駅の利用出来ません」。市役所や二日市温泉街を結ぶ県道から、東側に入る都市計画道路「次田大門線」の入り口には、こんな看板が掲げられている。

 きれいに舗装された片側1車線の道路を進むと、「幅員減少」「徐行」「車両通行止」と、今度は別の看板がずらり並ぶ。向こうに見えるのは二日市駅のホームと電車。車を離れて歩いて近づくと、駅手前にはロータリーらしき形もできあがっている。なのに駅には入れない。ぐるっと遠回りして踏切を利用して東側に出るしかないのだ。

 万葉集にも詠まれ、古くから愛されてきた二日市温泉と、駅とを結ぶ道路でもある。筑紫野市観光協会の山田眞会長は「目の前にあるのに近づけないのははがゆい。一日も早く、仮設でもいいから西側に改札口を設置してほしい」と力を込める。

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