朴氏退陣求め20万人集会 警察推計4.5万人 謝罪後も批判噴出

 【ソウル曽山茂志】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の親友、崔順実(チェスンシル)容疑者(60)の国政介入疑惑を巡り、5日夕、ソウル中心部で大規模な抗議集会があり、主催者発表で約20万人(警察推計は4万5千人)が参加、朴氏に退陣を迫った。朴氏が4日に2度目の謝罪と取り調べ受け入れを表明したにもかかわらず、国民の批判が収まる気配はない。

 集会は革新系の労働組合や農業団体が計画。午後から中心部の光化門広場を目指し、「朴槿恵退陣」「下野しろ」と書かれた赤いプラカードを手に続々と参加者が結集。暗くなるころには、広場からソウル市役所前の目抜き通りをぎっしりと人が埋めた。

 子ども連れの母親や若者の姿も目立った。一連の疑惑では崔容疑者の国政介入や巨額の資金流用が捜査対象になっているが、名門大に不正入学した疑いがある崔容疑者の娘がネット上に「お金も実力のうち」と投稿したことも、母親たちや受験勉強に追われる学生の怒りに火をつけた。

 集会に参加した中高校生グループは「大統領を追い出して、私たちを苦しめる教育制度を変えよう」と声を張り上げた。聯合ニュースの取材に、男子高校生は「私たちは塾に通って1点でも上げようと努力しているのに、カネと権力で名門大に入学するなんて許せない」と語気を強めた。

 大統領が何度謝罪しても収まらない国民の怒りの背景には、韓国社会が抱える激しい受験戦争や深刻な格差への不満もある。

この記事は2016年11月06日付で、内容は当時のものです。

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