熊本地震崩落 巨岩売ります 住民、ネットオークションに 地域管理の道ふさぐ 御船町

 熊本地震の巨岩、買いませんか-。熊本県御船町水越地域の住民が、地震で崩落して道をふさいでいる岩(高さ3・2メートル、周囲12メートル)=写真=を、インターネットオークションサイト「ヤフオク!」に出品した。入札は20日午後7時19分まで。

 住民によると、岩は4月16日の本震で山の斜面から崩落。この道は地域が管理する作業道のため、行政による撤去の見通しは立たず、現在も車が通れない。

 作業道の奥の畑でクリを栽培する岩本増喜さん(83)は「軽トラが入れないので手入れも収穫もできなくなった」と肩を落とす。同地域の高齢化率は60%近く、住民による撤去も、業者を雇う費用を捻出するのも難しい状況だ。

 住民らでつくる「水越地域活性化協議会」は10月下旬、支援組織「ふるさと発 復興会議~九州・熊本」(河井昌猛議長)に相談し、オークション出品が決まった。落札者は岩をそのまま運んでも砕いてもよいが、道を通れるようにすることが条件。砕いて撤去した場合、費用は100万円前後になるとみられる。

 同協議会事務局の山下陽子さん(69)は「気軽に入札はできないかもしれないが、まずはオークションで注目してもらえれば」と話した。

この記事は2016年12月19日付で、内容は当時のものです。

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