消える象徴 北九州に衝撃 スペースワールド来年末閉園 雇用や跡地利用を注視も

 スペースワールド(八幡東区東田)が来年末で閉園するという衝撃のニュースが流れた16日、1990年の開園から親しまれてきた「北九州の象徴」を失うことになった地元住民らからは落胆と不安の声が相次いだ。

 「製鉄マンがいなくなり、スペースワールドまでなくなってしまうのは寂しい」。近くにある枝光本町商店組合連合会の相談役三木進さん(79)は閉園の報に落胆した様子で語った。地元タクシー会社の石橋智副社長(51)も「街のシンボル。打撃は大きい」と顔を曇らせた。開業年に生まれ、園内での成人式にも出席した地元出身の会社員女性(26)=福岡市=は「とにかくショック。小学校の遠足や高校時代の初デートもスペワ。街に愛される特別な遊園地だった」。

 スペースワールドの立ち上げ社員として、18年間勤めた松岡裕史さん(61)は「仲間だった従業員も大勢いる。彼らの仕事がどうなるのか」と心配。「世界初の宇宙のテーマパーク。到津の森公園(小倉北区)のように再生できないのか」と漏らした。

 閉園後、広大な跡地はどうなるのか。近くで生まれ育ち「小学校の帰りに年間フリーパスで通っていた」という会社員高辻愛子さん(30)=八幡東区=は「地域が栄えるような施設にして」と強調。北九州商工会議所の利島康司会頭は「新たな街のにぎわい創出のための“次の段階”を迎えたと前向きに捉えたい。今後の展開を注視する」というコメントを出した。

この記事は2016年12月17日付で、内容は当時のものです。

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