校長弾き語り、粋なエール 永犬丸小、今春退職ギター手に「出発式」 「力の限り生きてほしい」 福岡県

 卒業生へ歌の贈り物-。八幡西区の永犬丸小では16日、卒業式の後、6年生151人の旅立ちを壮行する「出発式」があり、本年度で定年退職する江口徹校長(59)が、弾き語りを披露した。卒業生には内緒のサプライズ企画。5年生108人と熱唱した江口校長は「力の限り生きてほしい」と学びやを後にする6年生にエールを送った。

 体育館で行った出発式。卒業生の代表が別れの言葉を締めくくると、江口校長は「歌のプレゼントがあります」と切り出した。何も知らなかった6年生は歓声を上げ、目を赤く腫らした顔がほころんだ。

 ギターを担いだ江口校長は激励の意味を込め、歌手松山千春さんの「大空と大地の中で」を熱唱。幕を下ろした舞台上でスタンバイしていた5年生も途中から歌に加わり、6年生は手拍子で応えた。歌を聞いた播磨蒼大君(12)は「中学校に行っても頑張ろうと思った」と話した。

 江口校長がギターを始めたのは高校生の頃。フォークソングが流行し、「自分で曲を作って歌う井上陽水に衝撃を受けた」という。23歳で小学校の先生になった後も続け、学級担任をしていた頃は教室で演奏。現在では地域の祭りや敬老会でも曲を披露する。

 「大人より一生懸命な子どもたちの姿に感動してきた」と語る江口校長。37年間の教師生活をまもなく終えるが、退職後もギター演奏を続けていくという。

この記事は2017年03月17日付で、内容は当時のものです。

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