福岡市9連続猛暑日、大渇水の1994年タイ 少雨傾向が九州で顕著に

人影まばらな福岡市中央区の警固公園。地表近くの気温は40度を超えた=14日午後2時6分 拡大

人影まばらな福岡市中央区の警固公園。地表近くの気温は40度を超えた=14日午後2時6分

 九州地方は14日も晴れて厳しい猛暑が続いた。福岡管区気象台によると、福岡市で最高気温35・6度を記録し、猛暑日の継続日数が観測史上最長タイの9日連続になった。一方、少雨の長期化で、各地のダム貯水率は減少傾向が続いており、自治体などは節水呼び掛けや農業用水の取水制限に動き始めた。

 福岡市で9日連続の猛暑日を記録したのは福岡、佐賀、長崎、熊本各県が大渇水となった1994年8月以来。九州地方は今後も発達した高気圧に覆われるため、福岡管区、鹿児島地方両気象台は14日、九州北部と南部に「少雨と高温に関する情報」を発表した。今後2週間は気温が高く雨が少ない状態が続くとして、水や農作物の管理に注意を呼び掛けた。

 7月8日の梅雨明けから8月13日までの九州各地の降水量は、長崎市5・5ミリ(平年の2%)▽大分市6・5ミリ(同3%)▽福岡市25ミリ(同10%)▽宮崎市28ミリ(同8%)▽鹿児島市29ミリ(同9%)-など。

 熊本県西部は少雨傾向が顕著で、天草市牛深地区では防災無線で生活用水の節約を呼び掛け、苓北町はチラシを全世帯に配った。長崎県大村市は14日に危機管理調整会議を開き、週明けから市民に節水を呼び掛けることを決めた。

 大分県は、宇佐平野上流域の農業用3ダムの放水量を35%カット。豊後大野市の一部でも農業用水の節約を訴えている。宮崎県は農業渇水対策会議、鹿児島県は農作物被害防止対策会議をそれぞれ開催。鹿児島県奄美市はほとんど雨が降らず、サトウキビの生育への影響が懸念されるという。

=2013/08/14 西日本新聞=

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