ソウル市内緊張 有事に邦人備え 北朝鮮 軍記念日、挑発なし

 【ソウル曽山茂志】北朝鮮が朝鮮人民軍創建記念日に合わせて6回目の核実験や弾道ミサイル発射などの軍事行動を強行するとの見方があった25日、在韓の日本企業や邦人も緊張の一日を過ごした。

 日系企業が入会するソウルジャパンクラブが今月中旬に実施したアンケートによると、回答した44社のうち、有事に備えて29社が緊急連絡網の再確認や更新をしたと回答。非常時に緊急帰国するための航空券を購入した社は5社、日本から韓国への出張を当面自粛した社も8社あった。

 西日本鉄道グループ(福岡市)の「ソラリア西鉄ホテルソウル明洞」は、宿泊客と従業員向けに3日分の水と乾パンを新たに用意した。外務省が在留邦人らに注意を呼び掛ける海外安全情報を出した今月11日以降、在韓日本大使館には多い日で1日100件ほどの問い合わせがあったという。

 ソウル市街地上空では25日午前、航空ショーの訓練が実施され、市役所や警察に「ついに戦闘が始まったのか」などの問い合わせが相次いだ。ソウル中心部の在韓米軍龍山基地近くで約30年、紳士服店を経営する60代男性は「米韓に比べて圧倒的に軍事力が劣る北朝鮮が攻めてくるはずがない。騒ぎ過ぎだ」と笑った。

この記事は2017年04月26日付で、内容は当時のものです。

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