7月にリカちゃん50周年の祝宴 世代をつなぐ招待状

 タカラトミーの着せ替え人形「リカちゃん」の誕生から50周年のことし、参加者限定の「リカちゃん50周年記念パーティー」が東京、大阪の2会場で7月に開かれる。25年前に販売されたリカちゃんに同封されていた招待状は、世代を超えて家族をつないでいる。

 タカラトミーによると、2会場合わせて約2千人が出席する見込み。会場には歴代のリカちゃんが展示され、フォトスペースが設けられる。記念セレモニーでは参加者代表に感謝状が贈られる予定だ。

 25周年を記念し1992年に2500体限定で発売された陶器製の「2017 プレミアムリカちゃん」に、招待状は同封されていた。当時参加申し込みをした人にことし改めて、招待状が送られた。

 東京都板橋区の古谷恵子さん(60)は、娘優佳さん(33)=現姓中尾=が1歳の時に夫文雄さんを亡くした。文雄さんが優佳さんに初めて買った人形がリカちゃんだった。恵子さんは一人っ子の優佳さんのために、プレミアムリカちゃんを「妹のような存在になれば」と購入。パーティーにも当時8歳の優佳さんの名前で申し込んだ。

 恵子さんは「25年後には結婚していて、女の子がいたらパーティーに一緒に行ってほしいと思っていた」と当時の思いを語る。優佳さんは「リビングの一番目立つところにずっと飾ってあり、パーティーを楽しみにしていた」と感慨深げだ。

 恵子さんが思い描いた通り、優佳さんの6歳の長女結愛ちゃんもリカちゃんが好きで、パーティーの話に「行きたい」と目を輝かせた。優佳さんは「娘にもいい思い出が残れば」と願っている。

 出席予定者からタカラトミーに寄せられた返信には、リカちゃんや招待状にまつわる、家族の愛情がこもったエピソードが並ぶ。結婚を機に購入した夫婦は、その後生まれた娘に、リカちゃんのように多くの人に長く愛されるよう「里香」と名付けたとしたためていた。

 発売された年の誕生日に祖母からプレゼントされたという人は、その祖母を5年前に亡くした。「亡くなってからこんなふうに招待状が届いて、わが子と行けるなんて。祖母は本当にすてきなプレゼントをしてくれた」と感謝する。

 子どもや孫の25年後に想像を巡らせながら、申し込んだパーティー。思いを受け止めた人たちは、開催を心待ちにしている。

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