福島沿岸、乳がん受診遅れ 原発事故前の1・7倍

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で大きな被害を受けた福島県沿岸北部では、被災後に乳がん患者の受診遅れが深刻化しているとの調査結果を地元の医師がまとめた。自覚があってから受診するまで3カ月以上かかった人は震災前が18・0%なのに対し震災後は29・9%と1・7倍。

 震災直後より、後になるほど高くなる傾向にある。家族の助言など周囲の後押しがないと受診しないケースが多く、長期的な避難で単身や高齢夫婦の世帯が増えていることが背景にあるとみられる。

 一般的に、乳がんは自覚してから受診するまで3カ月以上かかると、予後に影響が出ると言われている。

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