『抱きしめておくりたい 看取りの日々を生きる』  柴田久美子 著  (1260円)

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『抱きしめておくりたい看取りの日々を生きる』柴田久美子著(1260円)

 著者は島根県隠岐諸島の一つである知夫里(ちぶり)島で、全国でも珍しい看取(みと)りのNPO法人「なごみの里」を運営する。医学の進歩で人は長く生きられるようになったのに、高齢者は望みどおりの最期を迎えているのだろうか? そんな疑問から、離島に高齢者の「家」をつくった。

 本書では「なごみの里」で暮らすお年寄りたちとの日常がつづられる。高齢者を「私たちに幸せを届けてくれる『幸齢者』」と呼び、「大好きな幸齢者さまの側にいることが一番の幸せ」と著者は語る。お年寄りに家族のように寄り添う著者の言葉は印象的だ。

 そして、誰もがいずれは直面する「老い」と「死」にいかに自分らしく向き合うべきかを考えさせられる。

 《四六判・1260円》


=2013/08/25付 西日本新聞朝刊=

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