九州各地、猛烈な雨 阿蘇で1時間77ミリ、平戸では国道陥没

幅約3メートル、長さ約20メートルにわたり陥没し通行止めとなった長崎県平戸市の国道383号=25日午前 拡大

幅約3メートル、長さ約20メートルにわたり陥没し通行止めとなった長崎県平戸市の国道383号=25日午前

増水した黒川の水を落とす南阿蘇村の数鹿流ケ滝。日頃の美しい姿と異なり、辺りをふるわせる猛烈な音を伴って大荒れした=25日午前

 九州北部地方は25日、前線に向かって南から湿った空気が流れ込んだ影響で、激しい雨に見舞われた。長崎県平戸市の国道383号では、道路が幅約3メートル、長さ約20メートルにわたって陥没し、通行止めになった。熊本県南阿蘇村は277世帯722人に避難勧告を出し、同日午後6時現在、27世帯39人が避難している。

 気象庁によると、熊本県阿蘇市で同日午前7時半までの1時間雨量が77ミリを観測し、8月の観測史上最高タイを記録。長崎県佐世保市、佐賀県伊万里市でも同50ミリ以上の非常に激しい雨が降った。48時間雨量は、熊本県阿蘇市で350ミリに上ったのをはじめ、佐賀県唐津市300ミリ▽長崎県壱岐市294・5ミリ▽福岡県朝倉市279・5ミリ-などを記録した。

 JR九州によると、熊本県内では鹿児島線や豊肥線、三角線で一時運転を見合わせた。夕方までに特急など上下56本が運休したほか、同7本が最大8時間半ほど遅れ約4100人に影響が出た。福岡、佐賀県内では、筑肥線と唐津線で同18本が運休するなどして約1800人に影響があった。道路の通行止めも相次ぎ、福岡県朝倉市の県道では道路脇の斜面を固めたコンクリートが崩れた。

 福岡管区気象台は26日夕までの24時間雨量が熊本、長崎両県の多いところで150ミリに達すると予測し、土砂災害への警戒を呼び掛けている。

=2013/08/26付 西日本新聞朝刊=

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