台風15号接近で前線も活発化 九州の31日、9月1日は大荒れの予想

 台風15号は沖縄県の西海上を北上を続け、31日深夜から9月1日未明にかけて九州に上陸する恐れが出てきた。一方、大陸から東に進む低気圧が30日、北海道付近を通過する見通し。低気圧から延びる前線が活発化し、同日から当分、対馬海峡付近に停滞するとみられる。九州地方は31日から9月1日にかけて台風と前線の影響が重なるため、福岡管区気象台は大雨や暴風、高波など大荒れの天気になると予想し、警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、前線に向かって台風から湿った空気が流れ込むことから、九州地方は30日から大雨になる所があるとみられる。30日夕までの24時間雨量は、九州北部の多いところで120ミリ。1時間当たりの最大雨量は、多いところで30ミリが予想される。

 台風が九州に上陸した場合、2007年8月の台風5号以来6年ぶりとなる。九州周辺の海水温は30度前後で平年より2~3度高いため、台風は勢力を維持しながら九州に接近。前線に沿って、列島を縦断する可能性もある。

 気象台は「前線の影響で台風通過後も雨と風に警戒が必要。九州の広い範囲で長時間にわたり大雨となる恐れがある」と分析。総雨量は多いところで福岡、佐賀、長崎3県では300ミリ前後に達し、他県でも200ミリ前後になるとみている。

 台風は29日午後9時現在、沖縄県・与那国島の北北西約260キロを時速約15キロで北に進んだ。中心気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。

   ◇   ◇

 気象庁は30日から、数十年に一度の大雨や暴風などが予想され、従来の注意報や警報よりも危険が差し迫った災害時に発表する「特別警報」の運用を始めた。

=2013/08/30付 西日本新聞朝刊=

PR

PR

注目のテーマ