衆院選「看板弁士」追い込み全力 民進分裂、ベテランに余波

 衆院選に候補者を立てた各党は、党首や幹部のほか知名度のある「看板弁士」が全国を駆け巡り、追い込みに全力を挙げる。ベテランでは自民党の石破茂元幹事長、民進党の前原誠司代表らが代表格だが、民進の公認候補擁立見送り、党分裂の余波を受け、自身の立場に複雑な思いものぞく。各党の若手ホープも党勢拡大へ奮戦する。

 「自民党はもう一回、謙虚、正直で誠実な政党になる」。石破氏は13日、岡山市内で支持を訴えた。ポスト安倍の有力候補と目され、公示から16日までの1週間で秋田、福岡、鹿児島など約10都県を訪れた。安倍晋三首相と距離を置くことから、希望の党の内部では衆院選後の首相指名候補にも名前が挙がった。石破氏は記者団に「私は聞いたこともない」と不快感をあらわにした。

 前原氏は希望候補の応援演説で「役人が情報を隠し、国会でうそをついている」と森友、加計学園問題で安倍政権への批判を展開する。

 だが政権交代を訴えて合流した希望に一時の勢いはなく、選挙後の民進再結集論も浮上。希望代表の小池百合子東京都知事と並んだ13日の演説で、前原氏は「(民進の希望への)合流は、1強政治を倒すためだ」と訴えたが焦燥感は隠せない。

 岡田克也・元民進代表は希望だけでなく、リベラル派が結成した立憲民主党候補の応援にも駆け付ける。「自民の議席を一つでも減らすためだ」と訴え、政権打倒への思いを強調する。

 若手では、自民の小泉進次郎筆頭副幹事長が各地で握手攻めにあう。14日には京都市で「病気にならないためにお金を使う国にしたい」と訴え、健康な長寿社会の実現をアピールした。

 共産党は吉良佳子参院議員が貧困やブラック企業の問題を挙げて「身勝手な安倍政治を終わりに」と主張。公明党の佐々木さやか参院議員は15日、川崎市で「選挙互助会のような政党に政権を任せられない」と希望への攻撃を強めた。

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