ノーベル文学賞イシグロ氏が講演 国家の負の歴史と向き合う

 【ストックホルム共同】ノーベル文学賞を受賞する英国の作家カズオ・イシグロ氏(63)は7日にスウェーデンのストックホルムで行った記念講演で、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の舞台になったアウシュビッツ強制収容所跡を1999年に訪れたことが作家としての転機になったと明かした。この経験が、「記憶」という一連の作品の主題を発展させ、国家が負の歴史とどう向き合うかという大きな問いにつながった。

 イシグロ氏は「収容所の遺構を後の世代の目に触れるよう残すべきか、ゆっくり自然に朽ち果てるのを許すべきか。この問いは大きなジレンマの強烈な隠喩のように思えた」と振り返った。

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