大石誠之助を名誉市民に、新宮市 大逆事件で処刑の医師

 和歌山県新宮市は、市出身で明治末期の大逆事件で処刑された医師大石誠之助(1867~1911年)を名誉市民にすることを決め、24日、遺族代表に表彰状を贈った。

 市によると、大石は渡米して医療を学び、新宮に医院を開業。貧しい患者からはお金を取らず「ドクトルさん」と親しまれた。新聞や雑誌に当時の社会問題に関するエッセーなどを投稿、「新聞雑誌縦覧所」を設け、青年たちに弁論や思想の場を提供した。

 大逆事件は明治天皇暗殺を企てたとして社会主義者らが弾圧されたもので、大石は事件に連座して43歳で処刑。市は事件を「戦後の研究では明らかに冤罪とされる」と指摘している。

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