池袋に「くさや」味わえるバー 生産者がオープン

2種類のくさやとくさやチーズを盛り合わせた「お通し」(手前)と、くさやアヒージョ 拡大

2種類のくさやとくさやチーズを盛り合わせた「お通し」(手前)と、くさやアヒージョ

 伊豆諸島の名産品で、独特のにおいがある魚の干物「くさや」を使った料理を、お酒と共に味わえる「くさやバー」が、東京・池袋にオープンした。オーナーは八丈島で主にくさやを生産する「藍ケ江水産」の加藤幸社長。「においだけでなく、おいしさにも注目してほしい」と話す。

 くさやはムロアジなどの開きを「くさや液」と呼ばれる発酵液に漬け込み、干した伝統食。「臭い」というイメージが強いのか「特に若い人が『食べたい』と言ってくれない」と加藤社長。初めての人も気軽に試せるように、おしゃれな雰囲気のバーを開いた。

 メニューはシンプルに焼いて食べるくさや数種類のほか、くさやを使ったピザやアヒージョなど10種類以上。意外にもチーズやマヨネーズなど、洋風の食材とも相性が良いという。

 まずは2種類のくさやとチーズを盛り合わせた「お通し」で味を確認。ムロアジのくさやを口に含むと、ほのかに発酵したようなにおいを感じるが、それ以上に濃厚なうまみに圧倒される。トビウオは比較的くせが少なく、優しい味だ。

 加藤社長の一押しは「生くさや」。通常の倍の48時間、くさや液に漬け込んだ魚を干さずに焼くことで、ジューシーな味わいが楽しめるという。

 専用の個室に設置したグリルでくさやを焼く“体験”もできる。くさやがぐっと身近で、魅力的な食べ物になる店だ。

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