4月の貿易黒字6260億円 黒字2カ月連続、前年比30%増

 財務省が21日発表した4月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6260億円の黒字だった。黒字は2カ月連続で、黒字額は前年同月に比べ30・9%増加した。原油高で輸入額が膨らんだが、米国向けの自動車、鉄鋼を中心に輸出が伸び、貿易黒字を押し上げた。

 輸出総額は7・8%増の6兆8223億円。中国向けの液晶デバイス製造装置も伸びたほか、米輸入制限の発動にもかかわらず米国向けの鉄鋼は13・7%増えた。財務省は「月ごとの振れが大きく、制限の影響は分からない」と説明した。

 輸入は原油や石炭などが拡大し、5・9%増の6兆1963億円だった。

 国・地域別では、米国との貿易収支の黒字額が4・7%増の6157億円に達し、2カ月ぶりに前年を上回った。輸入は増えたが掘削機などが好調で輸出の伸びの方が大きく、貿易不均衡是正を急ぐトランプ政権が問題視する可能性もある。

 対欧州連合(EU)はドイツ向け自動車輸出が増え1029億円の黒字。輸入は英国からの航空機エンジンが押し上げ4月としては最大だった。

 対中国は1458億円の赤字。パソコンや鉄鋼製品の輸入が伸び、2カ月ぶりの赤字になった。

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