福岡大空襲の記録引き継ぐ 博多小平和祈念室

 1945年6月19日夜から翌日未明にかけて、B29による焼夷弾投下を受けた福岡大空襲を記録する品々を展示している。

 福岡市の博多部や天神を中心に多くの死傷者を出した空襲で、最大の被害を受けたのが旧奈良屋小学校校区。死者308人、行方不明者188人。旧奈良屋国民学校の鉄筋校舎も丸焼けになり、一面が焼け野原になった。

 旧奈良屋小では、焼け残ったドアなど校舎の一部を保存。その後、周辺4校の統合で博多小に引き継がれ、2001年の新校舎完成とともに地下フロアに平和祈念室が設置された。

 焼け残った校舎のドアを開けると、大空襲直後や終戦後に撮影された市内の写真約30枚が展示されている。家屋が焼失してしまった学校周辺や終戦後に焼け野原に戻ってきた引き揚げ者たち…。当時の防空頭巾や千人針などの品も室内に展示されている。

 入江潔教頭は「祈念室のドアを開け、児童は平和学習だけでなく、普段から室内の展示品に接している」と話す。

 (福岡市博多区奈良屋町)


=2014/06/19付 西日本新聞朝刊=

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