台風北上 空・海乱れ 「長崎くんち」も延期に

台風24号の影響で雨が降り「長崎くんち」の御朱印船にビニールシートを掛ける関係者=8日午前、長崎市 拡大

台風24号の影響で雨が降り「長崎くんち」の御朱印船にビニールシートを掛ける関係者=8日午前、長崎市

 強い台風24号が九州に接近した8日、九州各地で空や海の便が乱れ、学校が休校するなどの影響も出た。鹿児島県では強風によって、民家の屋根が吹き飛ばされるなどの被害が発生。長崎市で開催中の「長崎くんち」は、同日に予定されていた行事が延期され、関係者からため息が漏れた。

 鹿児島県与論町では7日午後、最大瞬間風速53・5メートルを観測。同県によると、民家8棟の屋根の一部が飛ばされたほか、町役場の窓ガラス1枚が割れた。約300人が避難した同町の体育館も窓ガラス3枚が割れるなどし、体育館を管理するNPO法人の柳田孝志事務局長(47)は「窓に何かが当たったようでガラスのシャワーが降ってきた」と話した。徳之島町でも民家1棟の屋根が壊れた。九州電力によると、奄美地方では最大約2万3千世帯が停電した。

 台風の中心に近い長崎県では、五島市や長崎市で計126世帯152人が自主避難した。長崎くんちの延期は2001年以来で、演(だ)し物を奉納する同市万屋町の吉田徹自治会長(67)は「天候のことだから仕方がない。私たちはできることをしっかりやるだけ」と話した。

 福岡県でも筑後地方を中心に18世帯23人が自主避難。福岡、北九州両市の全小中学校をはじめ多くの学校が休校となり、下校時間を繰り上げる学校もあった。

 国土交通省福岡空港事務所によると、福岡と宮崎や長崎県の離島などを結ぶ計39便が欠航。長崎や鹿児島でも離島便などが欠航となった。

 海でも、午後に福岡と韓国・釜山を出発する予定のビートル計2便の欠航が決定。博多と釜山、長崎県の対馬、壱岐、五島を結ぶフェリーや高速船も欠航している。

=2013/10/08付 西日本新聞夕刊=

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