海底下5千mの岩石を掘削へ 南海トラフ地震に迫る

 繰り返す海の巨大地震の仕組みを調べようと、海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」が、南海トラフ沿いの地下深部にあるプレート境界から岩石を入手する計画を進めている。掘削地点は紀伊半島沖約80キロで、海底下約5200メートルを目指して2007年から掘り始めた。10月からの航海でゴールに届きそうだ。

 南海トラフでは陸のプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込んでおり、境界が滑ると1944年の東南海地震や46年の南海地震のような巨大地震を引き起こす。境界の岩石の成分や性質を詳しく調べると、現在の滑りやすさを計算できるという。計画には15カ国の研究者が参加する。

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