台風27号、25日九州接近 大雨などに警戒

 強い台風27号は25日、九州に最も接近する。福岡管区気象台によると、同日明け方ごろに鹿児島県の薩摩、大隅半島が風速15メートル以上の強風域に入り、同日午後にかけて九州の東海上を進む見通し。九州は24日も広い範囲で降雨が続いており、気象台は太平洋側の地域を中心に、強風とともに大雨や土砂災害への警戒を呼び掛けている。

 同日の24時間雨量は、大分県佐伯市で403ミリとなり観測史上最多を記録。宮崎県高千穂町では300ミリ、福岡市や北九州市などでも100ミリを超え、10月の観測史上最多を更新した。宮崎県諸塚村では、1時間当たり57ミリの非常に激しい雨を観測した。

 大分市は、大雨による水位上昇で同市東上野の農業用ため池「大石ため池」(貯水量約20万トン)が決壊する恐れがあるとして、下流の16世帯43人に避難を勧告。午後8時現在、13世帯23人が公民館に避難し、内田泰平さん(75)は「早く雨が弱まってほしい」と話した。大分県内では東九州自動車道の臼杵-佐伯インターチェンジ間が通行止めになったほか、佐伯市の国道217号では、JR佐伯駅前の約200メートルが冠水のために一時通行止めになった。

 台風24号の影響で民家34棟が全壊、168棟が半壊した鹿児島県与論町では、24日午後5時40分に全2489世帯に避難勧告が出され、70世帯134人が避難。町総務企画課の沖野一雄課長は「復旧が追いつかない中での避難。住民の不安や疲労は大きい」と話した。

 気象台によると、25日にかけての24時間予想雨量は多い所で100~150ミリ。1時間雨量は40~50ミリが予想される。

=2013/10/24 西日本新聞=

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