『西日本人物誌3 北原白秋』  横尾文子 著  (1529円)

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『西日本人物誌3北原白秋』横尾文子著(1529円)

 11月2日は「国民詩人」と呼ばれた北原白秋の命日だった。本書は、白秋の全生涯と生きた時代をたどるとともに、詩、短歌をはじめ膨大な著作をわかりやすく解説。没後71年のこの機会に一読されてはいかが。

 本書の前半では、福岡県柳川市で育った少年期、文学にのめり込み上京した青年期、与謝野鉄幹をはじめ時代を代表する文人たちとの交流を中心に生涯をたどる。友人の死や生家の破産、3度の結婚生活などにも迫る。

 後半では、人生の節目に詠んだ作品を取り上げ、思想や心情を解き明かす。雑誌「赤い鳥」に発表した童謡には、それまでの教訓的な「小学唱歌」から子どもたちを解放したいとの思いを込めていたという。暮らしの中に自然と息づいてきた白秋作品の魅力が発見できる。

 《四六判・1529円》

=2013/11/03付 西日本新聞朝刊=

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