「体全体で作品感じて」

共同通信

 他人とうまく関われない少女と、ジュゴンに育てられた兄弟の不思議な交流を描いたアニメ映画「海獣の子供」(7日公開)で、声優を務めた芦田愛菜と石橋陽彩が取材に応じた。芦田は「明確な答えのある物語ではない。無理に言葉で理解しようとせず、体全体で作品を感じてほしい」と、思いを語った。

 独創的な表現でファンを引きつける五十嵐大介さんの同名漫画が原作。自分の気持ちをうまく言葉にできない主人公琉花の声を芦田が演じた。「私も悔しいとか、嫌だとか、素直に表に出せないことがある。だけど分かってほしい、という琉花のもどかしい気持ちにすごく共感しました」

 琉花の前に現れる謎めいた兄弟の弟、海の声は石橋が演じている。感情のままに行動する海は「とにかく明るくて、好奇心旺盛」。走ったり、泳いだりする場面が多く「息づかいの演技にはこだわった」と胸を張る。

 収録中、2人は渡辺歩監督から付きっきりで演技指導を受けたという。「細かい声のトーンまで、身ぶりを交えて表現してくれた」と石橋。芦田も「琉花の気持ちを確認できたので、役作りしやすかった」と振り返った。

 壮大な物語をスクリーンに描き出す映像美も見どころの一つ。石橋は海の色や魚の動きが「想像以上にリアルで美しい」ことに驚いたという。芦田は久石譲さんが手掛ける音楽に注目。「映像と音楽が互いを引き立て合っていて、そこに命の躍動を感じる」と話した。

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