WTOの紛争処理機能まひ状態に

 【ジュネーブ共同】世界貿易機関(WTO)の常設上訴機関、上級委員会で「裁判官」を務める委員2人の任期が10日で切れ、本来7人いるはずの委員が1人だけとなった。案件を審理するための合議体が形成できないため、WTOの紛争処理機能は1995年の設立以来初となる、まひ状態に突入した。

 WTOは9日からの一般理事会で、米国の反対により任期切れ委員の補充ができない問題について協議したが、解決に向けた道筋はつかなかった。問題解決に向けた機運は盛り上がらず、本来11日まで予定されていた一般理事会も、10日で切り上げられた。

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