「ジョブ・ローテーション」とは?

グロービス経営大学院

ジョブ・ローテーションとは、社員の能力開発のために、単一の業務ではなく、多くの業務を経験させるよう定期的に職務の異動を行うこと。人材育成の手法であるOJT(on the job training)の一環。

ジョブ・ローテーションには、同一の部門内で他の業務機能に従事する場合と、他部門で業務に従事する場合がある。

メリットとしては、幅広い業務経験を通じて多様な視点を獲得できる、従業員本人の適性を見極めることができることなどがある。

一方、デメリットとしては、ジョブ・ローテーションを行った直後には業務スキルが低下する、習得するのに時間を要する専門スキルを獲得しづらいことなどがある。

従来の日本企業の経営幹部候補は、中枢といわれる部門を中心に2年から3年という短期間で、次々と部門を変わっていくゼネラリスト型の運用がなされていた。浅くとも、会社の全体像を広く知ることが重要だった時代には有効な手段だ。

しかし現在では、業務の表面を知っているだけでは理解できないほど、各業務が高度化、複雑化しているため、単なるゼネラリストは評価されなくなりつつある。

ジョブ・ローテーションを有効な人事施策として機能させるためには、人材育成体系を構築した 上で、「各個人をどのように育成していくのか」を十分に検討するプロセスを、これまで以上に詳細に設計していく必要がある。

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