『博多かるた』 博多を語る会 編 (1890円)
もういくつ寝るとお正月。お正月の伝統行事といえば、やっぱり「かるた」。
この「博多かるた」は、遊びながら福博の文化やしきたりに触れられる優れものだ。48枚のいろはかるたには、「そおついて わかる博多の 良かところ」「厄八幡 古札納めて 大晦日」「のぼせもん 法被姿の 心意気」など博多言葉や名物、名所、行事などが読み込まれている。
編集は60年以上にわたり郷土の文化を学び語り継いできた「博多を語る会」。ユーモアたっぷりの絵と筆文字はグラフィックデザイナーの錦山亭金太夫さん。同封の解説書を読むと、懐かしい風景がよみがえってくる。正月に博多言葉の良さをじっくり味わってみよう。
《読み札・絵札各48枚、予備札4枚/箱入り/1890円》
=2013/12/15付 西日本新聞朝刊=