「パラダイム」とは?

グロービス経営大学院

パラダイムとは、その時代や業界の考え方を拘束する枠組み、価値観。

 

既存の市場には通常、何らかのパラダイムが存在する。

既存市場では、既存のパラダイムを前提として、競争優位を築いている企業が存在する。

その競争優位が維持されている期間が長ければ長いほど、その間に何らかの環境の変化が起きているはずである。

その環境の変化(情報化、消費者意識の変化、環境破壊、規制緩和、高齢化、労働力の流動化など)を梃子にパラダイムを新しく組み替え、新しい競争ルールを持ち込み、新しいビジネスシステムを作り上げることで次の世代の勝者となりうる。

 

例えば、メディア業界は、永らく「情報は提供側がコントロールするもの」というパラダイムでビジネスを行っていたが、昨今のIT技術の進化により、この前提は大きく覆りつつある。

この間隙を縫って、例えば「検索」という行為に付加価値をつけたグーグルが台頭してきた。

 

パラダイムは、もともとは科学史家のトーマス・クーンが提唱した科学史の専門用語である。クーン自身は、上記のような広い定義でこの用語が用いられることに否定的見解を示したが、本人の意に反して、いまでも一般には上記の意味で用いられている。

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