音でドラマにリアリティー

共同通信

 米ハリウッドでドラマの音響効果を担当する「サウンドエディター」として、20年以上第一線で活躍している日本人女性がいる。ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントに所属する石川孝子さん(49)。自身が手掛けたドラマ「ブラックリスト」の「シーズン7」放送開始に合わせ、インタビューに応じた。

 石川さんはこの作品で日常の背景音を担当。「街では騒音や歩く人の音、森では木々の音や鳥のさえずり。音がないと、うそっぽくなってしまう」。音を入れることでドラマにリアリティーが生まれると説明する。

 物語は犯罪の仲介役として指名手配犯となっていたレディントン(ジェームズ・スペイダー)が、FBI捜査官のエリザベス(メーガン・ブーン)を指名し、自分の持つブラックリストから情報提供を申し出て始まった。人気シリーズとなり、シーズン7ではエリザベスの母に関する謎が明らかになっていく。石川さんは「登場人物が世界中を飛び回る設定なので、同じ音が使えなくて大変」と苦笑する。

 高校卒業後、米バークリー音楽大へ留学した石川さんは卒業後、「音楽」から「音」へ方向転換し、現在の職に。2004年には米テレビ界のアカデミー賞といわれるエミー賞で、日本人初の音響編集賞を受賞した。

 日本の映画にも関わったことがある石川さんは「日本だと音は(優先順位が)最後になってしまう」と言う。「作り上げる音のことを考える人が増えれば、日本の作品ももっと世界に出てくるのでは」と語った。

 「ブラックリスト シーズン7」は海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」で28日から毎週火曜放送。

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