青もみじ、日に日に深く 北野天満宮(京都市)

 一帯を覆う若葉が陽光を受ける。足元に川が流れ、鳥の鳴き声が響く。麗しい梅花で知られる北野天満宮(京都市上京区)。境内西側の「もみじ苑」は鮮やかな緑に染まり始めた。

 もみじ苑は、豊臣秀吉が築かせた御土居(おどい)や紙屋川沿いにあり、約350本のモミジが枝葉を広げている。2015年から続く「青もみじ」の公開は、参拝者の密集を避けるため、今シーズンは中止に。毎月の天神市も、4月はなかった。

 本来なら観光客や修学旅行生が行き交う散策路は、御土居からは見下ろし、川のそばからは見上げるように、目線を変えて木々を観賞できる。

 多くは昔からの自然林。葉はみずみずしく、日を追うごとに深みを増していくという。権禰宜(ごんねぎ)の東川楠彦さん(37)は「四季は変わらず巡ってくる。この事態が早く収まるように」と祈っている。 (京都新聞=薄田和彦)

 ※現地に出かけるのは感染終息後にしましょう。

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