津波の脅威伝えた船の復元断念

共同通信

 岩手県大槌町は21日までに、東日本大震災の津波で同町の民宿屋上に乗り上げ、解体された観光船はまゆり(全長28m)の復元を断念した。民宿を台座に津波の脅威を伝えるモニュメントとする計画だった。町によると、4億円以上の費用を全額寄付で賄うつもりだったが、1%の約395万円しか集まらなかった。

 町は2012年、「災害の記憶を風化させない事業基金条例」を制定して復元を目指してきたが、断念を余儀なくされた。民宿は本年度内に解体される見通し。町は新たな伝承方法として、模型の作製や、跡地でスマートフォンをかざすと見られるCGの制作などを検討する。

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