天元戦第5局 競り合い続くが長期戦模様に

 囲碁の井山裕太天元(31)=棋聖、名人、本因坊=に一力遼碁聖(23)が挑む第46期天元戦5番勝負(西日本新聞社主催)の第5局が16日午前9時、徳島市の徳島グランヴィリオホテルで始まった。

 2勝2敗で迎えた最終決戦。井山が6連覇を達成するか、一力が初の天元位を獲得して九段昇段を果たすか。今後の囲碁界を占う大一番だ。

 立会人の蘇耀国九段の合図で、改めて手番を決める握り直しが行われ、黒番となった一力が初手を右上小目(17四)に打ち下ろした。

 右下隅で最初の競り合いが始まった。白30(17十一)と黒1子をシチョウに抱える手順は、最近流行のAI(人工知能)定石。一力はシチョウの逃げ出しを含みに黒31(4四)と左上に転戦し、井山が白40(16十二)と黒1子を取って手を戻す穏やかな分かれになった。

 続いて一力は上辺白の攻めに回り、井山は白66(13七)までで安定させた。

 蘇九段は「上辺は黒が攻め、白がしのぐ攻防となったが、無難に落ち着き、長期戦模様の展開になった」と話した。

 持ち時間は各3時間で、16日夕方には決着する見通し。

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