記録的大雪、温暖化が影響? 南岸低気圧が連続発生

 東北から九州まで大きな被害をもたらした大雪。日本気象協会九州支社(福岡市)は、日本の南海上を移動する「南岸低気圧」に、高温多湿の暖かい空気(暖気)が流れ込んだことが原因と分析する。

 南岸低気圧は、1月後半から春先にかけて発生。九州の南海上から本州南岸へ発達しながら移動する。わずかな気温の変化や進路の違いで雪の量は大きく変化するため、降雪量の予測は難しいという。

 2月は南岸低気圧が3回連続して発生。これに南から、大雨時並みの高温多湿の暖気が流れ込み、上空の寒気に冷やされて水分量が多く湿った重い雪や冷たい雨を降らせたという。

 東京都心で27センチ、甲府市で観測史上最多の101センチを記録するなど各地で記録的な大雪を観測。雪と雨を合わせた24時間降水量も、多くの地点で2月最多を更新した。九州では13~14日にかけ大分、熊本両県を中心に、雪の重みによる倒木や電線の切断が相次いだ。JR九州の在来線では脱線事故や運転見合わせが続出。広い範囲で停電も発生した。

 同支社の吉竹顕彰気象予報士は強力な暖気が流れ込んだ理由として「長期的な観測、検証が必要だが、近年増加傾向にある局地的豪雨と同様に、地球温暖化が影響している可能性がある」と指摘する。

 19日は新たな南岸低気圧が九州の南海上を通過する見込み。北部だけでなく、南部の一部でも雪が降ると見られ、同支社は交通の乱れなどに注意を呼び掛けている。

=2014/02/18 西日本新聞=

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